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■□ 三国一 11 □■ 河南の地、到着するや否や、朱シュンが前回の態度と打って変わり、媚諂う様に迎える、 そして、俺達を労う為、宴が開かれる・・・見え見えです。 宴もたけなわ。 奴は、ごく、さり気無く言い放った。 俺は、玄徳の分も呑みへろへろだ・・・・ 「是非、貴殿に鉄門峡を落としていただきたい」 「心得ましたでは明日にでも兵を出しましょう」 益徳有難うな・・・と耳打ちをされる・・・・・ 解ってくれる玄徳が嬉しい・・・微笑みが浮かぶ。 喜びすぎた俺は、つい限界の境界線を超してしまった。 そして、俺は、意識が飛んだらしい。 気づくと、雲長が、俺を負ぶっていた。 「・・・ぁぁ・・・何時も悪いな・・・」 体温が暖かい・・・・ 肩に頬を当てる 溜息の答えが返ってくる。 「本当だ、あの後、吐くに吐いて大変だったんだぞ・・・・」 ん・・・・、何か寒い・・・・ ふと、目を自身に向ける・・・・・ 其処には生まれたまんまの俺が居た・・・・・・ えええええええええ!? 酔っ払って、俺裸になったのか!? うぁ・・・・ 「・・・何か、物凄く心配掛けたみたいだな・・・」 「全くだ・・・・」 俺は、再度眠気に襲われる・・・・・ 目蓋が重い・・・ 「ご・・めん・・・・」 俺は揺り篭の様に揺られ、暖かさを感じながら眠りに落ちる・・・・。 朝の鳥が鳴く。 重い意識が泥から起き上がる。 「ぅうう・・・・・」 二日酔いだ・・・ 「ほら、早く起きろ」 傍らの暖かい体温が動く。 「あぁ・・・すまん・・・・」 目頭を押さえ、懸命に意識を起こそうとする。 はて・・・・・・・俺は、独りで寝てるはず・・・・ バッと起き上がる。 其処には夜着を身にまとった雲長がいた。 そんな俺は裸・・・・・。 ま・・・まさか・・・・? 悪い予感で顔を白くさせていた俺に気づいたのか、 雲長が俺に言う。 「御前あの後、確り掴んでてな・・・・仕方なくだ」 「あーーーーー、すまん・・・・」 俺は頭を掻き、ニヘラと笑ってみる。 「うぅ・・・・頭いてえ・・・」 二日酔いである。 其れを、俺の傍らで聞いていた范彊が待ってましたと、水と薬らしき包みを渡す。 「張の親分、是が良く効く飲んでくだせい」 「あーありがとう、御前本当に良く気が利くな」 豊臣秀吉並だぞ、戦国ならよかったのにな・・・・。 そう思いながら、薬を口に放り込み、水で流す。 「いえ、俺達は張の親分に死ぬまで着いて行きますんで!」 墓場も一緒・・?其れは其れで困るな・・・・。 「いや、安心しろ、俺が殺させねえよ」 と笑顔で答えてやる。大将ってそんなもんだろ? 瞬間、叫び声に雄叫びが湧き上がる・・・ 良し、部下の心はガッチリキャッチしてるな・・・ 問題の鉄門峡は、巨大な鉄門に似た山々がそびえ立つ、道の奥に有った そして何故か、雲霧が立ち込める付近。 俺達1500騎と朱シュンの寄越した兵3000騎・・・・・・ 朱シュンの寄越した兵は顔面が蒼白だ。 ・・・おい、今から殺し合いに行く、顔じゃねえぞ。 「おい!、御前ら何死にそうな顔してやがる!もっとしゃんとしろ!」 手近の兵士に渇を入れてやる、然し青ざめた顔で叫び返される。 「貴方方は知らないんですよ・・・・張角の弟、張宝は妖術師で有名なのですから・・・・ 妖術で強風・雷を操り、未だこの砦を落とせていないのですから」 何を馬鹿な・・・・、然し青ざめた顔は嘘の様ではない。 にしても、朱シュンめ、事前の情報其れくらい流せよ。 ・・・身近な敵なのかもな・・・そう思いながら、玄徳に声を掛ける。 「おい、朱シュンが寄越した兵士が可笑しな事を言っていたぞ」 「ん?なになにー?」 ・・・気の抜けた返事・・・何で御前はオン・オフの差が凄まじいんだ? 「いや、何かこれから攻める張宝って奴が妖術使って強風・雷操るとかなんとか・・・」 「・・・ふーん魔法使いかぁ、一応其れを伝えて、いざって時は一目散に逃げよう」 ハイ・・・ 使える兵500名を選び俺達は様子を見るために登る。 「御前達、何やら倒す敵が今から妖術使いの張宝と言い、妖術を使うらしいのだ、一応選ばれた我々が様子を見るために行く。 若し何かあった場合は一目散に逃げよ。解ったな!」 少数ならば恐怖になり逃げ惑う時、被害が少なくていい。 勿論、落石やらの装備わさせた。 狭い道を登る。 もう少しで鉄門峡という時だった、 突如鳴る雷鳴、吹き荒れる突風 其れに合わせた様に鳴る、敵の銅鑼、 すると、城門の上に張宝と思わしき醜い巨漢が居た、 何か紙を口に銜え、呪文を唱える。 選りすぐった漢の奴らでさえ、走る怯え。 疎の怯えと、強風、落石、矢が落ちてくる。 やばい!そう思ったときだった・・・・ 「引け!引け!!!!」 そう叫び、飛んでくる矢と切り伏せ、来た道を戻る。 命からがら逃げてきた俺達。 死にはしないが怪我をした者が多かった。 少数だったから良かった物の、大人数だったら見るも無残だっただろう。 是が、負けるってことか・・・・苦虫が口に広がる・・・・ 「益徳こっちこっち・・・・」 玄徳が手招きをする、手にしたるはデキスギ君バインダー・・・・ 攻略法が乗ってれば良いが・・・全部網羅してるわけではないし・・・・ 見てみると、・・・有った。何々・・・あれは自然の現象を利用したもの? へー、攻略は・・・裏手の崖からよじ登り奇襲・・・ 「というわけで、奇襲だね」 「・・・だな」 そう言うと、俺達は人目に触れないようにバインダーを閉じた。 戻 TOP 次 |