|
■□ 大鬼氏の憂鬱 14 □■ 「おい御前、オグリキャップ・トウカイテイオー・ハイセイコー・ダンスインザダークどれが良い?」 昨日の戦友である黒馬に語りかける。 ふと、ジジが通りかかり、会話の中に入ってくる。 『其の馬ですか?シュヴァルツってもうついてますよ?』 「・・・・」 ムカついたので奴を蹴る。 笑いながら逃げる奴。 気を取り直して・・・。 「シュヴァルツ!行くぞ!」 俺は出発した。 青々と茂る森を掛ける。 晴れた青空に、木漏れ日を浴び、体に風を感じる。 すこぶる気持ちが良かった。 駆けてから少ししただろうか、 光りが見えてくる。 其処目掛けて俺達は行く。 湖面の波打った光りだったらしい。大きな泉だった。 独特の冷たい風が頬を撫で、日差しが照らす。 木に凭れ掛かり、泉に映る波の反射をじっと見る。 つい、船を漕いでしまう。 『コウタロー・・・』 朝早かったから・・・つい。 「う・・・解ってる」 だから、耳に吹きかけるな。 赤くなる顔を紛らわす様に集中する。 深呼吸、深呼吸・・・・ 水の精霊達が集まるイメージ・・、水の波音が手に集まる感じでいいのか? 近くにある波音を聞きながらイメージをする。 ・・・眠くなってくるな。 そう、ノンビリとしたものだった。 『黒きアラカナよ・・・』 ・・・ん? 目を開けてみると何故か、そう何故か男に抱きかかえられていた・・・ 髪は青白く、目も深いブルー・・・・はて、水の精霊達を呼んだんだが・・・。 『吾呼びに答えし、水の精霊王リバイアサン、四精霊の一人』 おお、唯一心遣いができる精霊王だな。 「いや、てっきり水の龍みたいなのが水の竜巻と一緒に出てくるもんだと思ったよ。」 『御意に』 次の瞬間、俺の言ったとおりにやってくれた・・・ そう、男は水の龍になり、水の竜巻をいくつも引き連れて出現したのだ・・・・ 言わなきゃ良かった・・・ 「・・・・ありがとう」 引きつる笑いを浮かべ、せっかくやってくれた事に感謝を言う。 早く盟約しなくては・・・服がびしょ濡れだ・・・ 「我神々の王ネーロ・レ・ティグレ、古の盟約により水の精霊王リバイアサンと盟約を結ばん。 我、汝の呼びに答え、其の力を与えたまえ。 我は汝を慕う者、我を災いから逃れさせ、汝の名を知る者故、我を高く上げ 我が汝を呼び求めるとき、我に答え、苦難の襲うとき、我と共にいて助け、我に名誉を与えたまえ 生涯、我を満ち足らせ。汝の救いを我に見せよ」 水の龍は次の瞬間、人型に戻ると、傅き手の甲にキスをする・・・ 是は、ナイトがお姫様にするアレだ。間違ってる・・・ 『我、如何なる場所であっても、汝へとやって来て、そして汝を祝福するであろう』 瞬間、風船が消えるように消える。 ふぅ・・・よし!やったぞ! と思ったときだった。背後から抱きつかれる。 お互いにずぶ濡れなので気持ちが悪いんだが・・・ 『コウタロー・・・あんな奴に手を・・・』 そう良い、手を取られ、甲に口付けされる。 「何言ってるんだよ、ありゃ挨拶だろ?」 『・・・』 無言だ・・・ 「お・・」 おい、変な事言ってるんじゃないぞ・・・ そう言葉に出そうとしたとき。 其れは口付けに飲み込まれた。 無駄の無い動きで、腕に俺のベルトが巻かれる。 って何時の間に取ったんだ!? 炎天下の中シャツを肌蹴させられ、胸を弄ばれる。 「ぁ、何盛ってるんだぁ・・・?」 首筋を甘く吸われる。 『貴方が無自覚な様なので・・・、濡れた姿を見ただけでこうなる人間も居るんですよ』 「そりゃー、御前だけだろうがあぁあああぁあ!」 悲鳴にも似た叫びを上げる。 奴の物が腰に当てられる。 か・・・勘弁してください・・・。 又痔になったらどうすんだよ!? そんなことを考えている内に、ズボンの前を開けられる。 濡れているのが幸いしてか難航しているようだ。 此の侭、諦めてくれると思いきや・・・・、 奴は俺をそのまま抱え上げ、俺を木に吊り下げた・・・ 諦めろよ・・・ 吊られた体制でズボンを膝まで引き下ろされる。 こうなると、反対に動けなくなる・・・ 前の雄を弄られ、声が漏れる。 すると、開けた口に奴の綺麗な指を含ませられる。 雄独特の匂いと水と草が入り混じり、 羞恥心を掻き立てる。 「はぁっ」 弄ばれた前の限界が近づく。 あ、イきそう・・・。 瞬間、指を離され、口を弄んでいた指が抜かれ。 其れを剥き出しになった後に当てられ、先を含まされる。 是だけは慣れない・・・・異物感。 暫くすると、動きだし徐々に奥深く差し込まれていく。 お目当ての箇所を探し出し、執拗に責められる。 俺は只、丘に上がった鯉のように体を痙攣させるしかなかった。 触られていないはずの前は今にも弾けそうに滴を垂らす。 快感の波に翻弄されながら。 ふと気づいてしまう、奴の顔が不安げなのを・・・。 ・・・チィ。 解ったよ、解ったから・・・。 俺は、奴に口付けを返す、舌で奴の歯列をなぞり絡める。 口を離すと俺を意外そうに見る奴。 『・・・コウタロー?』 真摯に俺は見返す。 「・・・これ外せ」 「二度といわせんな、腕外せ」 おずおずと解く腕の戒め。 俺は自由になった手で奴の顔を包む。 そして、啄ばむように口付ける。 徐々に深くなる其れに息が上がる・・・。 其の侭、傅き奴の股間に顔を埋める。 一瞬大きさに怯むが、意を決し口に含む。 『ぁ!?コウタロー?』 「・・・黙っとけ」 是の意味解ってくれんのか・・・? そう思いながら出来うる限り口と手を動かす。 『っ、ご免、もういいから』 イキソウになってるんだろう、その申告を無視して俺は奉仕する。 瞬間、喉の奥に熱いものがあふれ出る。 存外量が多く、俺はむせる。 我慢をして飲み込む、う・・・不味い。 飲ませる方しかやったことが無かったが・・・よく飲んでたよなあいつら。 口を拭うと、キツク掻き抱かれる。 恥ずかしい・・・そっぽを向いてしまう俺。 「まぁ・・・あの、何時も御前ばっかだったから・・・不安そうだったし・・」 そのまま頬に手を添えられ、鼻と鼻をすり合わさられる。 うぁ、恥ずかしい!! 『嗚呼、今の心を見せてあげたい!どれだけ私が貴方に・・・』 其の侭、耳朶を噛まれ 耳を低く掠れた声が蹂躙する。 『愛してます』 真っ赤になり耳を押さえる俺。 辞めろって言ってるだろうが! 膝をすくわれ、肩に掛けた。必然的に目線は股間に・・・ ・・・俺が抜いた其れは、既に何事も無かったかのように天を仰いでいた。 是で終わりだと思ってた俺・・・ 口付けを深くされる。端から垂れる其れを伝うように唇。 案の定、熱い物がある程度解された其処に添えられる。 「ぁぅ・・・ぐぅ・・」 体制のせいもあるのか、其処の圧迫感が尋常じゃない・・・ 漸く全てを飲み込むと、口付けが振ってくる。 腹の中に有る物が波打つのが解ってしまう。 イくならサッサトいけ!羞恥心で俺は顔を腕で隠す。 それなのに奴は重なっている事を確かめるようにゆっくり 味わうように動かす。 勘弁してくれ・・・・。 俺は奴の肩を噛む。 時間を掛けて抽挿される其れに頭が可笑しくなりそうだ。 『コウタロー、ご免、もうっ!』 嫌、十分過ぎるぞ! 限界に近いのか早くなる其れにガクガクの膝を感じながらホッとする。 白くなる視界、熱い物が俺の腹と中に吐き出される。 波打つ其れを感じながら意識が遠くなる。 汗ばむ背を啄ばむ口付けが降る。 グッタリな俺・・・うぅ・・・腹と其処がきもちわるい・・・・ なんとか泉まで行くと腰を下ろし、洗い流す。 ジジはとっくに服を何も無かったかのように着る。 ん? 「服どうやって乾かした?」 『乾かしましたが?』 いや、当たり前のように言ってないか? 「御前もしや、魔法使えるのか!?」 『あれ・・・。言ってませんでしたか?』 コウタローほど強い魔法は使えませんが、と付け加えられる。 俺の中でジジは阿呆顔した王子だったのだが・・・・こいつ本当は可也出来る人間なのでは? 「火の王エフリート服を乾かせ」 瞬間、じとりと張り付いた服が嘘のように元に戻る。 さて、目的も終わったし帰るか・・・・。 俺はそこら辺で草を食ってたシュヴァルツのところに行く。 何故かシュヴァルツが嘶く、何だ!? 『黒きアラカナ久しいな。』 虚空に浮く包帯の男。 『コウタロー!?』 声と一緒に、包帯男が炎に包まれる。 『ふん!効かぬわ!』 炎が其の声で消える。 「エクレールガニェ」 俺は光る剣を呼ぶ、そして奴に向けて構える。 軽く踏み込み剣を交える。 しかし、強い力で剣を跳ね返される。 引き下がり、又地を蹴り剣を交える ニヤリと笑うと俺の背後に奴は手刀を入れた。 グラリとよろめく。次の瞬間、鳩尾に拳を入れられる。 薄れる意識。 やばい・・・ 『さて、用は済んだ。ではファルジアの王よさらばだ』 遠くで俺を呼ぶ声が聞こえた。 戻 TOP 次 |