【小説】

■□ 獣達の三重奏 3 □■




意識を取り戻した時には、何処かの古い洋館なのだろうか・・・

一目で質が良い事が解る調度品に囲まれた部屋に居た。

モダンな雰囲気の部屋には場違いに重厚な鉄格子の付いた窓。

「こんにちは、気分は如何ですか?」

その声が俺の頭上でした。

其処には、美しい・・・人間が立っていた。

色は白く・・・髪は黒々と艶を放ち、唇は朱を引いたように赤かった。

頬に当たる硬い床の感覚・・・。

俺は後ろ手に手錠を掛けられたまま・・・・床に転がされていた。

「・・・・最悪だ・・・」

俺は奴を睨み呟く・・・・。

その声に口の端を引き上げ静かに笑う・・・・。

「大丈夫ですよ・・・今から・・・・」

笑みを深め・・・・天使の様な美しい顔に花が咲く。

「更に悪くなりますから・・・・」

台詞は悪魔だったが・・・。

自然な仕草で指を鳴らす。

出てきたのは黒ずくめのスーツ・・・サングラスの男5人。

屈強なそいつ等は俺を床に押さえ込む。

もう一人がワゴンを押して入ってくる。

「おい!」

俺は静止の声を上げる。

あの美人の手が俺の着流しの帯に触れ・・・・流れるように解く。

着流しの着物も取られ・・・

サラシ・・・褌・・・・・

一糸まとわぬ姿のまま、足を開かされ・・・・

跳ね・・・身を捩る。

尻に触れる・・・指。

「やめろおおおおおお!」

カチャカチャと何かを物色する音が冷酷に部屋に響く。

唯・・・其れは不安を増幅させて・・・

冷たい何かが肛門に触れる。

滑る其れは・・・入り口を確かめるように・・・・行き来をして・・・

入り口を解すように、塗られた物を染込ませるように・・・・指はその周りを動き回る

「うああああぁあああ!」

頭を振り必死に抗うが・・・それらは男たちに抑えられ・・・。

・・・其れが入って来る。

・・・中を解す様に・・・滑りを馴染ませる様に動く。

気持ちの悪いその感覚が俺の常識を削り取っていく。

耐え難い感覚と湿った音を唇を噛締め・・・・目を強く瞑り・・・

せめてもの抵抗。

永遠に続くかと思った其れは不意に終わった。

俺は溜息をつき・・・・薄目を開けようとした・・・・其の時・・・

ツプリ・・・・

冷たい異物が解された其処に抵抗も無く滑り込む。

無機質なその感覚・・・・少しした後・・・注ぎ込まれているのか・・・中に圧迫を感じる

勢い良く背後を見ると・・・其処にはガラスで出来た普通の大きさよりもとても大きな・・・

注射器の容器だろうか・・・・それが尻に刺さっていた。

其れの意味を理解した途端・・・・腹に生暖かい水の感覚が広がっていった。

漸く、注射器の中の全てのものを飲み込んだ時には、異様な腹の膨れを感じるほどになっていた。

素早く、其れは抜かれ・・・・代わりに栓の様な物を差し込まれ・・・・

「うぁ・・・・」

思わずもれる声。

そして腹の中を駆け巡る・・・・排泄感。

出したい・・・・その本能の感覚と。

出すな・・・・・その理性の遮り。

吹き出る、脂汗、呻き・・・。

その間にも腹が気味の悪い音を立てる・・・。

「うぁああ・・・・・・・」

息を吐き・・・・何とかしてこの感覚を和らげようとする。

ガチャリと背後のドアが開く音は遠くでした。

「おや・・・始めていたみたいだな・・・」

そう言いながら・・・入ってきた男・・・。

年配の銀縁メガネを掛けた男が入ってくる。

そして、同じその後からあの拘置所で会った若い男が無言で付いてくる。

「いえ・・・調度良いときに来られましたよ」

あの美しい人間が何事も無い様に話す・・・・。

目まぐるしい感覚が俺を支配していて・・・・。

黒服が二人に椅子を用意する。

それに優雅に座り・・・俺を見る・・・。

年配の男が美人に目配せをする・・・。

瞬間俺は両腕を持ち上げられ・・・・膝で立たされる。

限界の近い腹に・・・俺は大人しく成るしかなかった。

少しでも腹に力を入れれば・・・・吹き出る・・・。

足の間にバケツが置かれ・・・・

美人が其れを嘲る様に笑う。

「さぁ・・・・ご主人様に見ていただきましょう」

そう言いながら・・・・せき止めていた栓が引き抜かれる・・・・・

「止めろ!!」

叫びが部屋響き・・・・・。

出ようとする・・・・腹の物を何とか食い止める・・・・

油汗が一層でてくる・・・・

すると・・・・

あの若い男が近づいてきて・・・・何をするかと見ると。

奴は俺の腹を一押ししたのだ!

声にならない悲鳴・・・・

・・・・滝の様に内臓の中の物が勢い良く出る音が響き・・・・。

俺の中の今まで培ってきた物が・・・崩れていく・・・その行為。

男としての・・・人間としてのプライド。

部屋を独特の異臭がたちこめる。

響く嗚咽・・・・・。

顔を俯き・・・・視線を逸らせる・・・・・。

苦やし涙と殺意を唇を噛締め・・・・耐える。

血の味が口の中を鉄の味が支配するまで・・・・。

不意に動く気配・・・

・・・・顎を指で強引に引き上げられ・・・・。

唇を重ねられる・・・・・・

血の味のする唇を舌でなぞられる・・・・ゆっくりと・・・その感覚を確めるかのように・・・・。

たまらない感覚・・・・俺は、睨み・・・・そして

ガリッ・・・・

血の臭い・・・・

「っ・・・・」

奴は眉を潜ませゆっくりと口を放す。

口元から血が滴る・・・・。

俺は赤い痰を床に吐く。

次の瞬間・・・・美人が動いた。

抉る様な鞭が全身を襲う。

「すいません・・・・明日までには従順にさせますので・・・」

そういうや否や・・・

その年配の男がニヤリと笑いながら言ったのだった。

「良い・・・多少骨の在る方が面白い・・・」

「承りました・・・では仕置きと言うことで」

美人が唇を引き上げ笑う・・・・。

汚物にまみれたバケツを取り除かれ・・・・・・。

再度黒服の男達に床に押さえつけられる。

それに俺は呻き抗う。

「さぁ・・・お仕置きです・・・・ご主人様には従順に・・・ね」

そう背後で声が振る・・・

尻に触れる手・・・・そして指・・・・

「やめろおおおおおおおおおおお!」

二度目の指は・・・大きな抵抗無く飲み込まれた・・・

蠢く其れ・・・・気持ち悪さに身を捩る。

「うぅう・・・・・」

呻きと湿った音が部屋を流れる・・・。

中を探る様に這い回っていた指がある一箇所を掠めたとき・・・・。

跳ねる体・・・・

・・・・え?

未知の痺れる感覚・・・・

件の美人は其れに気づいたのか・・・・気味の悪い笑みを浮べていた。

そして・・・・俺の目の前に・・・・

わざと恐れを湧き上がらせるために・・・・

ピンク色の小さな物を見せ付ける・・・・

其れは俗に言う・・・・ローターだった。

「・・・・やめろ・・・何を!?」

「身に覚えさせるんですよ・・・・ご主人様に抗ったらどうなるか・・・」

そういうや否や・・・・ローターを尻に宛がわれ・・・・

押し込まれる・・・・・

其れは最初抵抗して・・・中々入らなかったが・・・・

滑る物を塗られていたそれは・・・・急に進入してきた。

震える・・・・ローターに呻く・・・・俺。

奴は面白がりながら・・・奥に押し込む・・・・

先ほどの場所を攻めるローターに俺は悶える・・・・

何もしていない股間は立ち上がり・・・雫を垂らしていた。

今にも爆発しそうな其処を・・・件の美人はゴムの紐で根元をきつく縛りつけ・・・いけないようにする・・・。

呻き、叫び・・・・頭を振る・・・・その責め苦に。

黒服は其れが終わると・・・俺の両手首を手錠でつなぎ・・・・その鎖を天井に吊り下げる・・・

年配の男と・・・若い男の座る中・・・呻きが部屋に木霊する。









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