【小説】

■□ 獣伍親爺漂流記 6 □■




彼女の笑顔は唯一僕にとって暖かいものだった。

だけど、神様は彼女の様な人間から先に摘み取っていった。

僕にとって唯一の良心を・・・・・・・・・・・・・




何時からだろう・・・・それは夢なのだろう、眼鏡を掛けた5歳くらいの少年がソコにはいた

少年は俺に向かって泣きじゃくっていた。

彼は最後になんて言ってたんだろう・・・・・・・・・・・・・。




白い天井に白いベッド、目が覚めたとき其処は先ほどと同じ場所だった・・・・・・・・・・・・。

何か違和感があったが、それは体を抑えている拘束具のせいだと思った。

点滴と衣類が病人の簡易なものに変わってはいたが、意識を失う前とは大きく変わったことは感じられない。

「ブラッドおはよう」

医務室の扉が開いて、ベック博士が入ってくる・・・・・・・・

彼は、何時もの様に笑顔を貼り付けていた。

「いやぁ、経過は良好みたいだ・・・・・・・・」

不吉なことを言っていた。

「ベック博士・・・・・一体何を・・・・・・」

俺は不安になる、奴なら何でもやりそうだ。

奴は俺の質問が聞こえてないのか饒舌に語りだした。

「君の遺伝子を調べさせてもらったんだけど・・・・・ほら、血をストックするって言って採ったヤツだよ」

それとこの暴挙との関係なんぞ分かるはずもなかった・・・・・分かりたくもない・・・・・・

「いやぁ君の遺伝子がXXYでよかったよ、彼女が生き残れる」

彼女?・・・・・・・・・全く分からなかった・・・・が安心するどころか・・・・・・・・

寄生虫でも埋め込んだか・・・・・・・・!?。

俺はその時、昔の映画を思い出した、確かエイリアンの恐怖映画だったはずだ・・・・・・

体を蝕まれてグロテスクな生き物が生まれる様を想像する・・・・・・・・・・・


そんな中至極、自然に飄々とした声音のまま奴は恐ろしいことを言ってのけた・・・・・・・・・

「早い話、子宮を君の体に移植したんだよねぇ・・・・・あ、ちゃんと機能するはずだから安心して。」

奴はゆっくりだが確実に近づいてきていた。

一歩一歩・・・・・・・・

しかし俺はそれどころじゃなかった。

突きつけられた余りに最悪な現実に脳みそがオーバーヒートしてしまっていて、今冷静な判断は出来そうにも無かった。


確実にいえることは凶悪犯罪者よりも性質が悪いこんな奴を野放しにしてた俺の判断ミスを大きく後悔したところだろう。


悪い夢なら覚めて欲しかった・・・・・・・・・・・・・・・・・・

嗚呼・・・・神様前世俺は何か気に触ることでもしたのでしょうか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日曜のミサを最近すっぽかしていたからなのだろうか・・・・・・・・・・・・・・・

何時も何時も損な役回りばっかり、もしくは何故かトラブル人生だったが今回のコレは人生のなかでも一番であった・・・・

博士は俺の服を手馴れた手つきで脱がしていく、今着ているものが簡易な病人用のやつだったので意図も簡単に

俺は全裸に近い形になった。

この状況はどう考えても診察ではないのだろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「手術がうまく行ったのか確認を取ってもいいですかねぇ?」

そんな間にもヤツの手は俺の腿をなで、股間の方へと侵略をしてくる・・・・・・・・・・・

何時の間にやら俺は奴にマウントポジションを取られていた。

確認するなら触診でいいのではないんだろうか?しかし本能は警鐘を鳴らしていた。

ゆっくりと奴は白衣の下に来たYシャツのネクタイを緩める・・・・・・・・・・・

奴の求めていることを漸く理解した俺は、説得を試みる。

「ベック博士!気でも狂ったんですか!?俺は男ですよ!?」

俺には、その手の色気はまったく無い。35歳のオヤジである。

身長も170センチ、女とはどう考えても見れるわけが無かった。

「あ、僕のほうが年上になりますねぇ。38です。それに貴方はもう女でもあるんですから。」

奴は微笑んだ。

「大丈夫ですよ、僕どちらでも気にしないんで」

この尋常じゃない状況でも奴は微笑んでいた・・・・・・・・・・・・・・・・・・

どっと疲れた、それが一番正しいだろう。

いくら倫理・道徳を説いたところでそれを持ち合わせてない奴には蛙の面にションベンだ。

俺はどうにかこうにか足掻いて見るが、体を動かそうとしても未だ薬が効いているのか、動けない・・・・・・・・・・・

どう考えても脱出は絶望的だった・・・・・・・・・・・・


全開になった服に奴の手は悠然と目的地まで伸びてモノを握りこまれる。

こうなると、俺はもう何も出来なかった。

「ぅ・・・・・・やめ・・・・・・・・・・・・・・・」

奴の手が俺のモノを確かめるように上下を繰り返す。

触れるか触れないかの感覚は尚更感覚を研ぎ澄まされてしまう。案の定俺の息子は起き上がってきた。

俺は必死に現実から逃れるべく、目をつぶる。

「エリー、漸く夢が現実になるよ・・・・・・・・・・・・」

何か、熱に浮かれるように奴は呟いた。

そして竿から玉の後ろまでを確認するように撫でる・・・・・・・・・・・・

今までの人生で女というものを経験してこなかったそれは、ちょっとの刺激で限界点にまで到達しそうだった。

嗚呼、こんなことになるんだったら元男と解っててもミスクロエラに突っ込んでおけばよかった・・・・・・・・

「ブラッド、現実から目をそらしちゃダメだよ・・・ほら・・・・・」

耳元で耳朶を舐められながら響いた声は欲情のためか低くかすれていた。

「あ・・・・・・・・・・・・ぁ・・・・・・・・・・・」

永遠のように長く感じたその行為は急に訪れた痛みによってかき消される。

目の前に火花が散ったような痛みに襲われ余りの痛みに下半身を見てみると、

奴の反りかえったモノが目を覚ます前には無かった処に突き刺さっていた。

恐らく奴のものよりも小さかったであろう孔は裂けたのか血がでている・・・・・・・・・・・・・

奴の言っていた事は本当だったのだ、子宮があるってことは穴だってあるのは当たり前だった・・・・・・

「ほら、感じるかい?僕は今君の中にいるんだよ」

奴はうっとりと俺に話しかける。

嗚呼、嫌というほど感じてますよ・・・・・・・・・・。

そんな冷静な考えも束の間、奴が俺の竿を扱き出した。

鈍い痛みが走る腰に別の感覚が生まれてくる。

「や・・・・・め・・・・っ・・・・!!」

このままでは・・・・・・此の儘ではなし崩しになってしまう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

快楽の波はもうソコまできていた・・・・・・・・・・

「ぁ・・・・・っあ!」

突き抜けた感覚はまさしく快感だった・・・・・・・・・・・。



肉の快楽は一度感じてしまったが最後、それは波紋のように次々に快楽を呼んだ。

男として育った俺にはそれは屈辱以外の何物でもなかったが、意思に反して、体は感じ喘ぎ、嬌声をあげていた。

竿の快楽に助けられ、少し濡れたソコを感じたのであろう奴はゆっくりと腰を進めてきた、

動くのと一緒に俺の竿も扱かれ、俺は確実に限界に行こうとしていた。

「やめっ・・・・・・・・・・・・・・・・・!」

俺は初めて味わう感覚になし崩しになりそうな恐怖に襲われて、声を出すが、

制止の言葉は、快楽に濡れていた。

俺は大きな波に構えるかのように息を止めた。

「っ!!!!!!」

膨らんだ快楽が弾ける様に、俺は奴の腹部に射精をしていた。

射精をした瞬間、俺は奴に凶器をつきたてられながらも快楽を感じた証を見せてしまったようで奴の顔が見れなかった。

「あぁ、一緒にいきたかったのに・・・・・・・」

奴が残念そうな声を出すが、声音は快楽に濡れていて奴も限界が近い様だった。

打ち付けられる腰の動きが早くなる。

もう、痛みは快楽に完全に変わっていた。

俺の信じられない様な甘ったるい声をどこか理性のところで聞いていた。


「ブラッド、いくよいいかい?」

良いも悪いも、拒否権は無いのだろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そう言って間も無く、体の中に熱いものが広がる。

そして終わったのも束の間、奴のモノは衰えていなかった。

結局この夜、俺の意識はブラックアウトをした・・・・・・・・・・・・・・

こうして俺の災難な人生の記録は更新されたのだった。



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